本塁打王&MVP争い大谷にライバル ペレスが2戦連発41号で2差 打点と2冠視野
「ロイヤルズ6-0ホワイトソックス」(5日、カンザスシティー)
ロイヤルズのサルバドール・ペレス捕手(31)が2戦連発41号を放ち、本塁打王争いでトップを走る大谷(エンゼルス)に2本差に迫った。102打点はトップのアブレイユ(ホワイトソックス)に1差としており、2冠を射程圏内にとらえた。
打球速度180キロ、飛距離137メートル。ペレスが大谷級のホームランを放ったのは初回の打席だ。無死一、二塁の好機。159キロの外角球を完璧にとらえ、逆方向の右中間へ一気に運んだ。2戦3発、直近16試合で11発と量産態勢に入っている。
すでにア・リーグ捕手のシーズン本塁打記録を塗り替えているペレスはこの1本で1970年にジョニー・ベンチ(レッズ)が樹立した45本塁打の捕手最多記録に4本に迫った。
一部の米メディアは二刀流の活躍で大谷のMVPを確実視しているが、同じリーグで大暴れしているペレスの躍進は驚異だ。二刀流か、捕手か。エンゼルスは残り25試合、ロイヤルズは同26試合。打撃タイトルの行方が投票の要素の一つになることは間違いない。