大谷封じた23歳新人が史上2人目の偉業 デビュー2戦連続5回以上1安打以下無失点
「エンゼルス0-4レンジャーズ」(6日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(27)が「2番・指名打者」で出場し、4打数無安打。2戦連続、9月5試合で4度目のノーヒットで打率を・255に下げた。チームはレンジャーズ4投手の前に今季12度目となる完封負けを喫し、借金は2となった。
大谷から2つの三振を奪うなど、3打席無安打に封じたレンジャーズの新人右腕アレクシーが偉業を達成した。
前回、メジャー初登板初勝利を手にした8月30日のロッキーズ戦で5回1安打無失点の快投に続き、この日は6回1安打無失点。150キロ前後の直球にスライダー、チェンジアップ、カーブを織り交ぜ、エンゼルス打線を翻ろう。大谷にはチェンジアップ多投が奏功した。
1901年以降、新人がデビュー2登板でいずれも5回以上を投げて1安打以下で無失点に抑えたのは1986年のエリック・キング(タイガース)以来、45年ぶり史上2人目の偉業。デビューから2連勝は球団史上5人目だ。
同投手は16年のドラフトでドジャースの11巡目でプロ入り。17年途中にダルビッシュとの交換で2人の野手とともにレンジャーズへ移籍した。今季は初めて2Aで開幕を迎え、8月に3A昇格し、その1カ月後にメジャーデビューを果たした。