大谷翔平、本塁打王に意欲「もちろん、獲りたい」ゲレロやペレスらの結果をチェック
「アストロズ10-5エンゼルス」(10日、ヒューストン)
エンゼルスの大谷翔平投手(27)が「2番・投手」で出場し、初回の打席で4戦ぶり44号ソロを放った。その後の2打席は四球と申告敬遠だった。先制弾で自身を援護したが、マウンドでは3回1/3、自己ワーストの被安打9、同ワースト2位の6失点で5月28日のアスレチックス戦以来、105日ぶりとなる2敗目(9勝)を喫した。防御率3・36。本塁打王争いでは2位ゲレロ(ブルージェイズ)とペレス(ロイヤルズ)との差を2本に広げたが、1918年のベーブ・ルース以来、103年ぶりの偉業にあと1勝に迫っていた「2桁勝利&2桁本塁打」は次回登板に持ち越された。
時速185キロの弾丸ライナー。敵地ファンをどよめかせた一撃は初回の打席だ。フルカウントから左腕バルデスが投じた内角151キロのシンカーを鋭く振り抜き、右翼席へ突き刺した。
本塁打王争いは依然としてトップの座を守っているが、2位のペレス(ロイヤルズ)とゲレロ(ブルージェイズ)が一時は1本差に詰め寄るなど、大混戦の様相を呈している。
試合後の大谷は2人の打者について「2人ともオールスターでも一緒にやってみましたけど、素晴らしいバッターなのでいい刺激をもらってますし、そこに負けないように毎日毎日頑張りたいなとは個人的には思ってます」とコメント。他の選手の試合結果をチェックしていることを明かし、「個人的には意識しながらやりたいと思っているので、その中で1打席、1打席、冷静に打てれば必ずいい結果が残るかなと思っています」と話した。
米メディアから本塁打タイトルを獲ることができれば?との質問が飛ぶと、「もちろん、獲りたいなっていう気持ちもありますし」と即答。「獲りたいなっていうだけで、獲れるものでもないですし、いい打席を毎日毎日、続けられたらなと思うので、基本に忠実に、毎日、1打席1打席、大事にしたいなと思います」と、残り21試合の心構えを語った。