大谷 外角攻めに3打席快音なし 元同僚の相手捕手が徹底マーク“失投”に怒る場面も
「エンゼルス-アストロズ」(20日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(27)が「3番・指名打者」で出場。2点を追う六回1死一塁の第3打席は相手の徹底した外角攻めで、空振り三振に倒れた。
大谷への警戒心がより表れている打席だったのは六回。1死から前打者のフレッチャーが安打で出塁すると、かつてエンゼルスに所属した捕手・マルドナドがマウンドへ。バルデスに声をかけ、試合が再開した。
その初球、左腕バルデスの外角を狙った151キロがやや真ん中寄りに入ったが、大谷はファウル。その瞬間、マルドナドは立ち上がって怒りをにじませながらもっと外すようジェスチャーを送り、球審から受け取ったボールを強い球でバルデスに投げつけた。
2、3球目も外角に150キロ超えの速球でボールとなり、カウント1-2。緩急も使い、ここから3球連続で外角へカーブを集め、大谷のバットが空を斬った。
一回の第1打席は一ゴロ、四回の第2打席は遊ゴロ。いずれも外角中心の配球だった。本塁打王を争う大谷だが、ここ8試合ノーアーチ。それでも、相手の警戒心は強い。
大谷は前日の試合後、「(投球が)枠(ストライクゾーン)の外とか、枠の隅っことかが多くはなってきているので、単純に見極めが難しいゾーンにあるというのもひとつあるかなと思う」と語っていたが、この試合も歯がゆい打席が続いている。