大谷翔平 初の1試合4四球 申告敬遠2含む サヨナラ生還ならず
「エンゼルス-アストロズ」(22日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(27)は2打席連続四球のあと一ゴロ、さらに2打席連続申告敬遠で自身初の1試合4四球を記録したに。
「3番・指名打者」で先発出場。5-5で同点の延長十回は無死二塁からスタートする。先頭打者で打席に立った大谷。相手の左腕投手テイラーは最初は勝負したが、2球続けてボールとなったところでベンチは申告敬遠を指示。この日4度目の大ブーイングが場内にこだました。
2死満塁で三塁走者に立つ大谷。フレッチャーの浅い右飛で本塁突入を敢行したが、タッチアウトとなった。
それまでも大谷の打席の度に、相手投手に対して大ブーイングが響いていた。
アストロズの先発右腕ガルシアに対し大谷は今季2本塁打を放つなど好相性。初回2死走者なしで迎えた第1打席はストレートの四球。先頭で打席を迎えた四回は2球目にファウルを打ったが、残り4球はボール球で2打席連続四球。ここまで9球投じられた中でストライクは1球のみという状況だった。
大谷は次打者ゴスリンの打席の際に盗塁を敢行。いったんはセーフの判定だったが、スライディング後に勢い余ってベースから離れてしまい、タッチされてアウト。24個目の盗塁を失敗し、二塁ベース付近で大の字になって苦笑いを浮かべた。
六回の第3打席はカウント2-1から痺れを切らしたかのように内角低めのボール球に手を出し一ゴロに倒れた。七回は5-3と逆転してなお2死二塁で第4打席を迎えたが申告敬遠で歩いていた。
この日、本塁打王を争うライバル、ブルージェイズのウラディミール・ゲレロ内野手(22)は3打数2安打1四球。ア・リーグの首位打者は打率を・323に上げたが、本塁打はなく、46本のまま。並走するロイヤルズのサルバドール・ペレス捕手(31)はインディアンス戦が悪天候のため延期となり、27日に組み込まれた。両選手とも残り試合は10。
また、次回登板日が今季本拠地最終戦となる26日(日本時間27日)のマリナーズ戦に決まった。