大谷翔平 勝利を渇望「ヒリヒリするような9月を過ごしたい」
「エンゼルス1-5マリナーズ」(26日、アナハイム)
チームは6年連続負け越しが決まった。試合後の会見で「フラストレーションは?」と問われたエンゼルスの大谷翔平投手(27)は「あります」と即答。「もっともっと楽しい、ヒリヒリするような9月を過ごしたい」と言った。
会見では「今後」についても言及した。大谷は昨オフに2年850万ドル(約9億5000万円)で合意。来季は年俸550万ドル(約6億円)が保証されているが、球団には6年間の保有権があり、FAまで2年ある。FA権取得前に長期契約を結ぶことも可能だが、大谷は契約延長交渉については「現時点ではない」と話した。
米記者から「チームに残りたいか?」と少し気の早い質問が出ると、大谷は「そうですね。ファンの人も、球団自体の雰囲気も好きです」。続けて「ただ、それ以上に勝ちたい気持ちの方が強い。選手としてはその方が正しいんじゃないかなと思っています」とも言い切った。裏を返せば、勝てないチームではプレーしたくないという意思表示。大谷の言葉にエ軍フロント陣は何を思うのか。今後が注目される。