大谷翔平 第2打席は敬遠四球、リーグ断トツ18個目 直前打者タイムリーで一塁空く
「マリナーズ-エンゼルス」(1日、シアトル)
エンゼルスの大谷翔平投手(27)が「2番・指名打者」で出場。第2打席は打席途中からの敬遠四球で歩かされた。
三回、無死一、二塁で1番マーシュが2人をかえす逆転2点タイムリー2ベースを放ち、一塁が“空いてしまった”。大谷に対して、相手先発のゴンザレスはボールを続け3球目は内角高めに変化球が抜けるボール。カウント3-0からマリナーズベンチが申告敬遠の合図を送り、大谷は歩かされた。
大谷の敬遠四球数はア・リーグ断トツトップの18個目。2位はオルソン(アスレチックス)の12個。ナ・リーグではソト(ナショナルズ)が22個を記録している。
マリナーズは20年ぶりとなるプレーオフ進出の可能性を残しており、敵地のスタンドには4万4000人を超えるファンが詰め掛けている。大谷が空振りをするだけで大歓声がわき上がる、“これぞ敵地”のムードで試合が進んでいる。
大谷はここまで打者で152試合(代打9試合)に出場し、打率・259、メジャー3位の45本塁打、ア・リーグ10位タイの99打点。盗塁は26。前日のレンジャーズ戦は初回に適時三塁打を放つなど、5打数2安打1打点だった。日本選手では07年の松井秀喜(ヤンキース)以来、14年ぶりの100打点にあと1としている。
マリナーズの先発は左腕のゴンザレスでここまで10勝5敗、防御率4・00の成績を残している。大谷は今季2度の対戦で6打数2安打。7月9日は右翼席最上階へ特大弾を放つなど、3打数1安打。前回9月26日は一ゴロ、中飛、中前打だった。
大谷は本塁打王争いでトップのペレス(ロイヤルズ)を3本差で追っており、9戦ぶりの一発が期待されている。