大谷翔平9戦連続ノーアーチ 残り2戦、厳しい逆転本塁打王 100打点もお預け

 8回、空振り三振に倒れるエンゼルス・大谷(提供・共同通信社)
 8回、空振り三振に倒れベンチへ戻るエンゼルス・大谷。右はマドン監督=シアトル(共同)
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 「マリナーズ1-2エンゼルス」(1日、シアトル)

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が「2番・指名打者」で出場。4打席あったが敬遠四球1つを含む3打数無安打だった。3試合ぶりのノーヒットで、9試合連続のノーアーチに終わった。100打点まで「あと1」に迫っていた打点も稼げなかった。シーズンは残り2試合。考えられる打席数は8前後で、逆転本塁打王へ厳しい状況になっている。

 第1打席は、ほぼ真ん中の球を打ち損じファウルに、その後中飛に倒れた。第2打席は3ボールからの敬遠四球だった。第3打席はボールが先行しながら狙った甘めのストライク球を仕留めきれず、ボール気味の変化球をひっかけて二ゴロに倒れた。第4打席は、途中に紙飛行機が投げ込まれるアクシデントがあった中で、空振り三振に倒れた。総じて、前回カードよりは勝負に来ていたが、20年ぶりとなるプレーオフ進出の可能性を残しているマリナーズは強く大谷を警戒していた。

 シーズン佳境とあって、敵地のスタンドには4万4000人を超えるファンが詰め掛けていた。大谷が空振りをするだけで大歓声がわき上がる、“これぞ敵地”のムードで試合が進んだ。しかし、試合はエンゼルスが三回に逆転。1点差をマリナーズが追いつけずワイルドカード争いで痛い1敗となった。

 大谷は本塁打王争いでトップのペレス(ロイヤルズ)を3本差で追っている。ペレスに本塁打はなく3本差は変わらず。

 日本選手では07年の松井秀喜(ヤンキース)以来、14年ぶりとなる100打点にあと1としている。

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