ブレーブスが26年ぶりワールドシリーズ制覇 再建モードへて王朝再構築

アストロズ戦の1回、2死二、三塁のピンチを切り抜け、雄たけびを上げるブレーブスのフリード=ヒューストン(AP=共同)
アストロズ戦に先発したブレーブスのフリード=ヒューストン(共同)
アストロズ戦の3回、先制3ランを放ち、迎えられるブレーブスのソレア(右上)=ヒューストン(共同)
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 「ワールドシリーズ第6戦、アストロズ0-7ブレーブス」(2日、ヒューストン)

 ナ・リーグの覇者ブレーブス(東地区1位)がシリーズ4勝2敗でア・リーグ5連覇のアストロズ(西地区1位)を破って26年ぶりワールドチャンピオンに輝いた。

 戦いの場を敵地ヒューストンに移して行われた第6戦。敵地を沈黙させたのはブレーブスの先発フリードだ。初回。ヒットと自身の失策で無死一、二塁の窮地に陥るも後続を2三振に仕留めるなど、無失点で切り抜ける。二回を3人で料理し、三回と四回はいずれも併殺打でピンチの芽を摘む。6回4安打無失点、無四球、6奪三振の快投を披露し、5回6失点で敗戦投手になったシリーズ第2戦の借りをきっちり返した。

 27歳エース左腕の力投に応えるかのように打線も援護。両軍無得点の三回に先頭の7番アルビーズがチーム初安打となる右前打で出塁すると、2死からロサリオが四球で好機を拡大。19年本塁打王の2番ソレアがフルカウントから甘く入った変化球をフルスイングし、左翼場外へシリーズ3本塁打目となる先制3ランを放つ。打球速度177キロ、飛距離136メートルの特大弾でチームを勢いづけた。

 五回にはスワンソンの2号2ランとフリーマンの適時二塁打で3点を加えると、七回にはふたたび、フリーマンが中越えソロでダメを押した。

 ブレーブスは95年にマダックス、グラビン、スモルツの先発3本柱を擁し、インディアンスを破ってアトランタ移転後初めてチャンピオンになって以来、26年ぶりのメジャー制覇。90年、00年代は常勝軍団としてメジャー界に君臨したが、再建モードに入った06年以降は17年まで12シーズンでプレーオフ出場わずか3回と“低迷”したが、18年から4年連続地区優勝を飾るなど、王朝再構築に成功した。

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