ブレーブス26年ぶり世界一の裏で…中継局アナ“失言”炎上「最後の打席になるかも」

 「ワールドシリーズ第6戦、アストロズ0-7ブレーブス」(2日、ヒューストン)

 ナ・リーグの覇者ブレーブス(東地区1位)がシリーズ4勝2敗でア・リーグ5連覇のアストロズ(西地区1位)を破って26年ぶりワールドチャンピオンに輝いた。シリーズMVPは三回の先制3ランを含め、6試合で打率・300(20打数6安打)、3本塁打、6打点をマークしたホルヘ・ソレア外野手(29)が獲得した。

 6点リードの七回、勝利を決定づけたのはブレーブス一筋12年の主砲フレディ・フリーマンだ。2死走者なしからシリーズ2本塁打目となる中越えソロ弾を放ち、自軍ベンチを盛り上げた。

 敵地に悲鳴と歓声が交錯したシーン。中継局FOXのベテラン実況、ジョー・バック氏が口にした言葉が大きな注目を集めた。

 「これがフレディにとってアトランタ・ブレーブスでの最後の打席になるかもしれません」。

 9月で32歳を迎えたベテラン一塁手は今季で8年1億3500万ドル(約153億6000万円)の契約が満了し、FAになる見込み。年俸2200万ドル(約25億円)だった今季は159試合で打率・300、31本塁打、83打点、リーグ最多の120得点、出塁率・393の好成績を残し、自身6度目の球宴出場も果たした。

 来季は地区5連覇&リーグ連覇を目指すチームにとってフリーマンは不可欠な存在とあって同氏の発言はSNS上で炎上。米ツイッターでは同氏の名前「Joe Buck」がトレンドの上位にランクインし、熱狂的ファンと思われるユーザーからは「ジョー・バックの大ファンだけど、このコメントはひどすぎる」、「極めて不快だ」、「我慢ならない」と批判的なツイートが殺到した。米スポーツサイトのスポーティング・ニューズは「ジョー・バックがフレディ・フリーマンの本塁打のあとのFA関連コメントでブレーブスファンを怒らせた」との見出しで速報した。

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