ブレーブス26年ぶり4度目V MVPはソレア

 「ワールドシリーズ・第6戦、アストロズ0-7ブレーブス」(2日、ヒューストン)

 ブレーブス(ナ・リーグ)がアストロズ(ア・リーグ)を7-0で下して4勝2敗とし、26年ぶり4度目の制覇を果たした。アストロズは4年ぶり2度目の頂点に届かなかった。3本塁打、6打点と活躍のブレーブスのソレアがシリーズ最優秀選手(MVP)に選ばれた。

 白球が弧を描くたびに選手が歓喜で跳びはねた。ブレーブスが3本塁打の長打攻勢で7点を奪い、26年ぶりの栄冠をつかみ取った。スニトカー監督は「現実じゃないようだ。こんなことが起きるなんて、夢にも思わなかった」と感慨に浸った。

 三回、ソレアが左翼場外へ先制3ランを放ち、打線に火が付いた。五回はスワンソンが2ラン、七回はフリーマンがソロ。最後の一発を放った生え抜きの主砲は「今季は考え得る限りの障害に直面し、それでも何とかたどり着いた」と喜びをかみしめた。

 7月のオールスター戦前にアクーニャが右膝の大けがを負い、前半戦は44勝45敗で地区3位。球団は2019年ア・リーグ本塁打王のソレアら外野手4人を獲得するなど積極的な補強で後半戦の巻き返しにつなげた。その勢いはポストシーズンでも衰えなかった。

 通算755本塁打を誇るOBのハンク・アーロンさんが1月に死去。フリーマンは「特別な一年になる予兆はあった。王座を彼に届けられてうれしい」とナインの思いを代弁した。

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