米大リーグで最も優秀な投手に贈られるサイ・ヤング賞が１７日（日本時間１８日）、発表され、ア・リーグはブルージェイズのロビー・レイ投手（３０）が、ナ・リーグはブルワーズのコービン・バーンズ投手（２７）がともに初めて受賞した。

　メジャー８年目のレイはリーグ最多タイの３２試合に登板し、１３勝７敗、リーグ最高防御率２・８４。リーグ最多の１９３回１／３を投げ、両リーグ最多の２４８奪三振を記録した。

　バーンズは４年目の今季、２８登板、１１勝５敗、防御率は両リーグ最高の２・４３。メジャー１６７回で２３４三振を奪い、三振率１２・６をマークした。

　同賞は全米野球記者協会（ＢＢＷＡＡ）の会員各３０人が５名連記で投票。１位７点、２位４点、３位３点、４位２点、５位１点とし、その合計点で決定する。

　ア・リーグはレイが満票に１人足りない２９人から１位票を、１人から２位票を集めて圧勝。ヤンキースのコールが１位票１人、２位票２９人だった。ナ・リーグはバーンズとウィーラー（フィリーズ）がともに１位票１２人の接戦となり、１４人から２位票を集めた前者が１０点差で競り勝った。日本投手の得票はなかった。