エンゼルス・大谷 日本選手史上初の満票MVPなるか 19日午前8時から発表
米大リーグ機構は東部時間18日午後6時(日本時間19日午前8時)開始の専門局MLBネットワークの番組で、今季の最優秀選手(MVP)を発表する。ア・リーグは最終候補3人に残っているエンゼルス・大谷翔平投手(27)が投打の「二刀流」による活躍で最有力と見られ、15年のハーパー以来6年ぶり18人目の満票受賞となるかが、焦点となる。
今季、大谷は打者ではリーグ3位の46本塁打で本塁打王争いを演じ、投手でも9勝を挙げた。また打撃、走塁、守備、投球を総合的に評価して選手の貢献度を表す指標のWARではメジャートップの9・0に。この数値も重視されるため、ウラジーミル・ゲレロ、マーカス・セミエン両内野手(ともに今季終了時はブルージェイズ)と、他の候補2人を圧倒しているもようだ。
MVPはレギュラーシーズンの成績を対象に、全米野球記者協会会員30人の投票で決まり、すでに締め切られている。選出されれば2001年のマリナーズのイチローさん以来、日本選手2人目だが、イチローさんは満票ではなかった。史上初の、日本選手の満票受賞に期待がかかる。
また、関西大学の宮本勝浩名誉教授は、大谷がMVPを受賞した場合の経済効果を約251億9247万円と試算。獲得決定から1年間の数字となるが、日米ともに、発表に注目が集まる。