大谷翔平 国民栄誉賞を辞退 政府は「まだ早いので」との返答と説明
今季の米メジャーリーグでMVPを受賞したエンゼルスの大谷翔平投手が、国民栄誉賞授与を政府から打診され、辞退していたことが22日、明らかになった。松野博一官房長官が22日午前の定例会見で発表した。
松野官房長官が会見の冒頭で切り出し、同賞の授与について大谷側に打診したところ、「まだ早いので今回は辞退させていただきたい」という旨の返答を受けたと説明した。
政府側と大谷が直接やりとりをしたわけではないといい、「直接的な打診ではなく、いろいろ人を介してという形になりますので、詳細等については控えさせていただきたいと思います」とした。
栄誉賞を授与しようとした理由については「政府としては、国民栄誉賞に値する大変なご活躍があったという認識です」と説明されたが、国民栄誉賞については、“どの程度活躍したら”や“どのような記録を残したら”という明確な基準は示されていない。
また、松野官房長官は、「活躍に関し、政府としての祝意を表したい」ということから授与を検討したとも話している。