元ソフトバンクのキューバ人コラス、ホワイトソックスと3億円で合意 米報道 来週正式発表
元ソフトバンクのオスカー・コラス外野手(23)がホワイトソックスと契約金270万ドル(約3億円)で合意した、と15日(日本時間16日)、大リーグ公式サイトが伝えた。週明けにも正式発表されるという。
キューバ出身のコラスは17年から19年まで3年間、ソフトバンクに所属。一軍デビュー戦となった19年8月18日の西武との試合で初打席初本塁打を記録した。19年は2軍で66試合、打率・302、11本塁打、46打点、長打率・516を残した。しかし、20年1月に亡命したと報じられ、同年12月に自由契約になった。
大リーグはこの日、25歳未満の海外フリーエージェント選手との契約を解禁した。
「キューバの大谷」とも呼ばれていた同外野手は、大リーグ公式サイトが選ぶ「海外有望選手トップ50」で5位にラインクイン。ソフトバンク時代の成績を紹介しながら「身長186センチ、体重95キロのコラスは外野全ポジションを守ることができるが、両翼のどちらかになると見られる。過去に投手経験があり、95マイル(約153キロ)の速球が武器だったが、今は投げてない」などと伝えた。
ソフトバンクはキューバ出身の育成選手だったアンディ・ロドリゲス投手が昨年6月に亡命し、現在はフロリダ州内の大学でプレーしていると報じられている。
キューバ出身で日本球界をへて亡命し、メジャーでプレーしている選手では元DeNAのユリエスキ・グリエル内野手がいる。同内野手は14年に62試合、打率・305、11本塁打、30打点をマーク。しかし、15年はけがなどを理由に来日を延期したため、契約を解除。その後、ドミニカ共和国へ亡命し、アストロズと5年4750万ドル(約54億2000万円)の大型契約を結んでいる。昨季は首位打者を獲得した。