大谷との本塁打競争で死闘演じたソト、400億円契約延長オファーを拒否 米報道
ナショナルズのフアン・ソト外野手(23)が球団から13年3億5000万ドル(約402億円)の契約延長オファーを受けた、と16日(日本時間17日)、米スポーツ専門局ESPN電子版が伝えた。
同サイトは情報筋の話としてナショナルズが労使紛争により昨年12月から実施されているロックアウト(オーナー側の球団施設封鎖)の前に23歳のスラッガーに超大型契約を提示。「ソトは36歳になる2034年まで1年平均およそ2700万ドル(約31億円)を稼ぐことになる」と記した。
契約延長オファーでは総額3億5000万ドル(約420億円)はベッツ(ドジャース)の12年3億6500万ドル、トラウト(エンゼルス)の10年3億6000万ドル(約414億円)に次いで史上3番目の規模。同サイトによると、ソト本人も「そうですね。数カ月前、ロックアウトの前にオファーがありました」と発言。敏腕代理人ボラス氏と話し合ったことを明かしながら「(球団が保有権をもつ24年まで)1年ごとに契約を更新し、FAになるのを待つのが最良の選択肢だと思っている」と、超高額オファーを拒否したことを明かしたという。
ドミニカ共和国出身のソトは16歳でナショナルズと契約。18年5月に19歳7カ月でメジャーデビューし、打率・292、22本塁打、70打点を記録。翌年は34本塁打、100打点をマークし、ワールドシリーズ制覇にも大貢献した。新型コロナウイルス感染拡大により短縮シーズンとなった21年は首位打者を獲得しただけでなく、長打率とOPS(長打率プラス出塁率)でもリーグ1位に。昨年俸850万ドル(約9億8000万円)だった昨季は打率・313、29本塁打、95打点を残し、オールスター戦に初選出。本塁打競争でのエンゼルス・大谷との死闘は大きな話題となった。