エンゼルス・大谷の同僚トラウト MLB機構を批判 複雑な心境吐露「プレーしたい」
米大リーグの開幕延期決定から一夜明けた2日(日本時間3日)、エンゼルス・大谷翔平投手(27)の同僚でMVP3回の主砲、マイク・トラウト外野手(30)が複雑な心境を吐露した。
トラウトはこの日、自身のインスタグラムを更新。黒の背景に白の文字で「プレーしたい。ゲームを愛している。しかし、今回の労使協定を正しく進めていく必要があることも承知している」と複雑な胸の内を吐露した。
その上で「誠意ある交渉をせずに機構は私たちを締め出した。公平に協議せずにロブは試合を中止にした」。昨年12月に旧協定が失効された直後にロックアウトへ踏み切った球団オーナー陣の代表であるMLB機構と、選手会に交渉期限を一方的に通告し、開幕2カード中止を発表したロブ・マンフレッド・コミッショナーを批判した。
最後は「選手たちは団結している。ゲームのために、ファンのために、そして私たちの後に続く選手のために。私たちには次の世代につなぐ責任がある」とつづり、選手会の一員として強い決意を言葉にした。
トラウトは19年からメジャー史上最大規模の12年総額4億2650万ドル(約490億円)の契約を結んでおり、今季は試合数削減がなければ、年俸3545万ドル(約40億8000万円)を受け取る予定だった。なお労使交渉は早ければ3日にもニューヨークで再開される見込みだ。