雄星、ブルージェイズと3年42億円で合意 エース柳賢振と日韓左腕コンビ結成 米報道
マリナーズからFAになった菊池雄星投手(30)がブルージェイズと3年3600万ドル(約42億円)で合意した、と12日(日本時間13日)、MLB公式サイトが伝えた。
菊池は19年オフに西武からポスティングシステムを使ってマリナーズへ移籍。メジャー3年の通算成績は15勝24敗、防御率4・97。昨季は前半で6勝、防御率3・46をマークし、球宴に初めて選出された。しかし、後半に調子を落とし、20年ぶりのプレーオフ進出が懸かった終盤にブルペンへ配置転換。昨季終了後に3年4300万ドル(約50億円)の契約を満了し、選手側が持つ4年目1300万ドル(約15億2000万円)のオプションを行使せず、FAになった。
米全国紙USAトゥデーのナイチンゲール記者のツイッターによると、今季年俸は1600万ドル(約18億7000万円)で23、24年はいずれも1000万ドル(約11億7000万円)だという。
ブルージェイズはカナダ・トロントを本拠地とし、ヤンキースやレッドソックスなどと同じア・リーグ東地区に所属。昨季は91勝71敗で地区4位だった。先発陣はオフに昨季サイ・ヤング賞のレイと同14勝のマッツの2人の先発左腕をFAで失い、ジャイアンツの14勝右腕ケビン・ガウスマンと5年1億1000万ドル(約128億7000万円)で合意した。チームにはドジャース時代の19年に最優秀防御率をマークした韓国出身のエース左腕、柳賢振のほか、ホセ・ベリオス、有望株のアレク・マノアとネイト・ピアソン、ロス・ストリップリングなど好投手がそろっている。