菊池雄星 ブルージェイズと3年42億円で合意 ロックアウト明けようやく決定
マリナーズからFAになった菊池雄星投手(30)がブルージェイズと3年3600万ドル(約42億円)で合意した、と12日(日本時間13日)、MLB公式サイトが伝えた。金額的に、先発3本柱の一角としての期待もうかがえる契約となった。
菊池はメジャー3年で15勝24敗、防御率4・97。昨季は前半で6勝、防御率3・46をマークした。球宴にも初めて選出されたが、後半に調子を落とし、プレーオフ進出が懸かった終盤にブルペンへ配置転換されていた。
昨季終了後に3年4300万ドル(約50億円)の契約を満了。選手側が持つ4年目1300万ドル(約15億2000万円)のオプションを行使せずFAになった。労使交渉が長引いた影響で移籍先が決まらずにいた中、ようやく決まった形に。過去、ブルージェイズ戦では3戦2勝という結果も、プラスに働いた可能性がある。
ブルージェイズはヤンキースやレッドソックスなどと同じア・リーグ東地区に所属し、昨季は地区4位。先発陣はオフに2人の左腕をFAで失ったが、ジャイアンツの14勝右腕ケビン・ガウスマンと5年1億1000万ドル(約128億7000万円)と合意した。韓国出身のエース左腕・柳賢振などもおり、そこに菊池も加わってローテを形成する。