「カブス春季キャンプ」（１９日、メサ）

　カブスの鈴木誠也外野手（２７）は入団２日目となった１９日、米アリゾナ州メサのキャンプで攻守に輝いた。実戦形式の打撃練習は４打席で２本の安打性の打球を飛ばし「昨日より球が見えていた。数多く速い球を見たり、いろんなことをして早く仕上げたい」とギアを上げる決意を語った。

　ロス監督は「広角に打ち分けられるし、軽い力でも打球がよく飛ぶ」と打棒を評価する。１打席目はタイミングをずらされながら左中間へライナーを放ち、３打席目は前の打席で空振りしたスライダーを左前へ強くはじき返して、高い対応力を示した。

　シートノックでは右翼に就き、本塁へ矢のような送球を繰り返す。練習の流れなど慣れないことの多い中で力を発揮し「本当にプロ１年目の感覚。たくさん吸収して、違った自分になれることを楽しみに過ごしている」と充実した表情だった。