MLBと選手会が“大谷ルール”導入で暫定合意 米紙報道
米大リーグ機構(MLB)と選手会が、今季からナ・リーグでも導入する指名打者(DH)制において、DHを解除して試合に出場した投手が降板後にDHに戻ることができる新ルールを導入することで暫定合意した、と22日(日本時間23日)、ニューヨーク・ポスト電子版が伝えた。
新ルールは大谷が史上初めて投手と打者で出場した昨年7月のオールスター戦で導入されたもの。昨季まではDHを解除して出場した投手が降板した場合、野手として出場しない限り、プレーを継続できなかったが、新ルールではDHを復活させて打席に立つことができる。
大谷の二刀流の活躍がメジャーを動かした格好だ。
同紙によると、機構と選手会は“大谷ルール”のほかに、開幕から5月1日までメジャーベンチ枠を26人から28人に拡大、延長戦のタイブレーク制(無死二塁からスタート)の継続、ダブルヘッダーは前年の7回制から従来の9回制実施などでも暫定合意。今後は球団オーナー側の採決を待って正式に決定する。