大谷翔平、初の開幕投手決定的 次回登板は27日のWソックス戦で65球予定
「エンゼルス春季キャンプ」(23日、テンピ)
エンゼルスの大谷翔平投手(27)の次回登板が26日(日本時間27日)のホワイトソックス戦に決まった。マドン監督が23日(同24日)に発表した。この日の大谷はパドレスとのオープン戦には出場せず、投手陣のウォームアップに参加した後、個別メニューで調整。練習前には元オリックスのアダム・ジョーンズと初対面を果たした。
大谷はオープン戦初登板となった21日のロイヤルズ戦で2回1/3、予定通り50球を投げて3安打1失点。最速159キロの直球にカットボール、スライダー、昨季後半から投げ始めたチェンジアップとスプリットの中間球“ショウ・ボール”を織り交ぜて5つの三振を奪った。
前日に大谷が4月7~10日のアストロズとの開幕4連戦に登板すると明言した指揮官によると、中4日のマウンドとなる次回のオープン戦の球数は65から70を予定。27日(同28日)は左腕サンドバルが、28日は新加入右腕シンダーガードが先発するという。
球団関係者はこの日、ワイズ投手コーチの話として「今回は短縮キャンプのため、今は先発5人ローテーションだが、このあとは6人ローテーションでいくことになる」と説明。投手6人制の場合、登板間隔は5日となり、順調にいけば、大谷の次々回の登板は4月1日(同4月2日)のレッズ戦が濃厚。さらに中5日で同7日(同4月8日)のアストロズとの開幕戦のマウンドに立つことになる。大谷にとっては初の開幕投手が決定的となった。
昨季の大谷は23登板のうち20登板で投打同時出場し、チーム最多の9勝を挙げ、防御率は3・18。打者では46本塁打、100打点を記録し、満票でMVPに選出されるなど、数多くの賞を獲得した。