大谷翔平、初の開幕投手正式発表 日本投手7人目の大役
エンゼルスの大谷翔平投手(27)がメジャー5年目で初の開幕投手を務めることが決まった。ジョー・マドン監督(69)が25日、発表した。大谷は4月7日(日本時間4月8日)に本拠地エンゼルスタジアムで行われるアストロズとの開幕戦に「1番・DH兼投手」で出場することが予想されており、実現すれば史上初の二刀流開幕となる。
日本人投手が開幕のマウンドに立つのは野茂英雄(00、03、04年)、松坂大輔(08年)、黒田博樹(09年)、田中将大(15~17,19年)、ダルビッシュ有(17、21年)、前田健太(21年)に続いて7人目となる。
昨季の大谷は投打同時出場20試合を含む23試合に先発し、チーム最多の9勝、防御率3・18をマーク。エース級の投球でけがや不振で不安定な先発陣を支えた。打撃では46本塁打、100打点を記録し、MVPをはじめ、数多くの賞を獲得した。
投手でのメジャー4年の通算成績は35登板、13勝5敗、防御率3・53。183回2/3を投げて222奪三振。メジャー1年目の18年10月に右肘手術を受けたために19年は登板機会がなく、20年は開幕2試合に投げた後、右肘の不調で打者に専念した。