大谷翔平「ありがたい」メジャーを動かした!“大谷ルール”正式発表

 オープン戦最終登板を終えて質問に答える大谷(撮影・小林信行)
 試合前にブルペンで投球練習をする大谷(撮影・小林信行)
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 米大リーグ機構と選手会は3月31日(日本時間4月1日)、ナ・リーグでも指名打者(DH)制が適用される今季から打順に入った先発投手が降板後もDHで出場を続けられる新ルールを導入すると発表した。

 同ルールはエンゼルスの大谷翔平投手が初出場した昨年7月のオールスター戦でも採用。「1番・DH兼投手」で出場した同投手は初回の打席に立った後、その裏のマウンドに上がり1イニングを投げた。二回以降はリリーフ陣にバトンを託したが、自身はDHとして出場を継続し、三回の打席に入った。

 “大谷ルール”の導入が正式に決まったことに大谷自身は「それはありがたいなと思います、個人的にもチーム的にも」と歓迎。自身の打席数が増えることが予想されており、「やっぱり解除するのはなかなかリスクもあるので、対策できるようなことではないと思いますし、逆にそういうのがあった方がチームとして動きやすい部分があると思うので、起用される側としても、後半を意識することなく、やることに集中できるっていうのはいいことかなと思います」と話した。

 米大リーグで二刀流を後押しする動きには「日本時代にはない動きだったのでアメリカの方が柔軟な対応をしてもらえてるのかな、すごいありがたいなという気持ちはあります。今は僕しかいないですけど、カジュアルな形での出場にもつながると思うので、それは(メジャー)全体で考えてもプラスが多いかなと思います」とにこやかに話した。

 機構と選手会はこの日、“大谷ルール”の導入のほか、開幕から5月1日までベンチ入りメンバーを通常の26人から28人に拡張すること、昨季に続いて延長戦を無死二塁から始めるタイブレーク制を導入することも発表した。

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