大谷所属エンゼルス、年俸34億円アップトン戦力外通告 GMは若手外野手2人を高評価
大谷翔平投手(27)が所属するエンゼルスは2日(日本時間3日)、通算324本塁打のジャスティン・アップトン外野手(34)をメジャー40人枠から外したと発表した。今後は1週間のウェーバー公示をへて獲得する球団がなければ、自由契約となり、今季年俸2800万ドル(約34億1000万円)はエンゼルスが保証する。
アップトンは05年ドラフト全体1位でダイヤモンドバックスに入団。07年8月に19歳でメジャーデビューし、09年には26本塁打、86打点をマークして球宴に初選出された。13年以降はブレーブス、パドレス、タイガースを渡り歩き、17年途中にエンゼルスへ移籍。18年から5年1億600万ドル(約129億円)の契約を結んだが、19年以降はけが続きで20億円以上の年俸を得ながら過去3年の出場数は63試合、42試合、89試合にとどまっていた。
メジャー15年の通算成績は打率・262、324本塁打、1000打点。球宴4回。シルバースラッガー賞3回。
今オープン戦は7試合に出場し、打率・333(15打数5安打)、3本塁打、11打点、OPS1・407と絶好調だった。この日取材に応じたエンゼルスのミナシアンGMは「非常に難しい決断だった」としながら「選手編成を考えた時にブランドン(・マーシュ)とジョー(・アデル)が準備万端の状態にある。外野にはテイラー(・ウォード)、トラウトがいる。この4人でいくのがベストだと感じている」と説明。オープン戦での24歳のマーシュと22歳のアデルの若手有望株の働きについて「これまでなかった活力をチームにもたらしている」と高く評価した。