大谷が2四球&勝ち越し点 指揮官が称える「ショウヘイが大きな流れつくった」

歩いてチームに貢献した大谷(3日撮影)
 3回、四球で出塁後、後続の安打で三塁に進んだ大谷(右)
 4回、空振り三振に倒れた大谷
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 「オープン戦、ドジャース4-10エンゼルス」(4日、ロサンゼルス)

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が「1番・指名打者」で出場し、1打数無安打2四球だった。六回に代打を送られて途中交代した。オープン戦11試合の成績は打率・292(24打数7安打、8四球)、3本塁打、7打点、出塁率・469、OPS1・219。

 三回、9番マーシュの3号ソロで同点にした直後の打席。大谷がつないで猛攻をお膳立てした。昨季20勝の左腕ウリアスに対し、 カウント2-1から高め150キロ直球を豪快に空振りして追い込まれたが、続く、外角カーブ、内角チェンジアップをしっかり見きわめて出塁した。

 体調不良で欠場したトラウトに代わって2番に入ったダフィーの右前打で三進すると、レンドンの中前適時打で勝ち越しのホームを踏んだ。さらに3本の長短打が飛び出し、打者10人の猛攻で一挙5点を奪った。

 初回の打席でもフルカウントから四球を選んでいる大谷はオープン戦出場11試合でメジャー最多タイの8四球。オープン戦とはいえ、強豪ドジャースに連勝したマドン監督は「素晴らしかった。選手全員が勝利に貢献した」と言った後、「ショウヘイが先頭で大きな流れをつくってくれた」と称えた。

 開幕まで3日。メジャー5年目で初めて開幕投手を務める大谷は試合前に前日に続いてブルペンに入り、約20球を投げた。珍しい2日連続のブルペン投球練習で調整した。

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