大谷翔平「一番いい状態」メジャー5年目を迎える心境語る

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)5日(日本時間6日)、ドジャースとのオープン戦最終戦の試合前に取材に応じ、メジャー5年目の開幕を迎える心境を語った。

 今年のキャンプは労使紛争によるロックアウトの影響で例年より約1カ月、短縮され、調整が心配された。しかし、大谷はロックアウト解除前の2月からアリゾナ入りし、民間のトレーニング施設で他のメジャーリーガーたちと自主トレを積んできたとあってか、「準備は例年通りできたつもりなので、多少、試合数とか、打席数とか、少ないとは思いますけど、みんな同じだと考えれば、十分な準備ができたかなと思ってます」と明るい声で話した。

 オープン戦は疲労の蓄積を考慮して自主的に登板数を減らしたが、登板した2試合でいずれも最速159キロを計測するなど、投手としての調整は順調。打者では11試合(投打同時1試合含む)に出場し、打率・292、3本塁打、7打点。8つの四球を選び、出塁率・469をマークした。

 昨季は46本塁打、100打点を記録した打撃の現状。大谷は「(球の)見え方はいいと思いますね、ボール、ストライクの見極めもいいと思いますし、スイングにいってるのも(コースは)だいたいゾーンの中を振っている。いい結果になるためのプロセスは踏めているかなと思います」と自信。体調面の不安については「ないかなとは思いますね」とし、過去の状態と比較しながら「慣れも含めていい状態、毎年、そうじゃないかなと、フィジカルも含めて。なので、一番いい状態かなと思います」と話した。

 今季はプロ10年目の節目のシーズン。メジャー在籍期間は日本と同じ5年目を迎える。「毎年、結果を残したいなと思うし、ポストシーズンに行きたいと思っていますし、ただ、長く在籍すれば、それだけ期待も高くなってくるし、やるべきことも増えてくる。そういう意味では、勝ちたいなという気持ちはより強いかなと思います」。昨季のMVP獲得でさらに大きくなった存在感と責任感。大谷が心身ともに万全の状態で2日後の開幕を迎える。

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