鈴木誠也、メジャーデビュー打!サイ・ヤング賞右腕バーンズから躍動の1安打1得点
「カブス5-4ブリュワーズ」(7日、シカゴ)
大きな期待を背負ったカブス・鈴木誠也外野手(27)が、納得のデビューを飾った。サイ・ヤング賞右腕バーンズから放ったメジャー初安打が反撃ののろしとなるなど、1安打2四球1得点で勝利に貢献。「わくわくして打席に立った。今日に限っては良かった」と喜びをかみしめた。
初打席は地元ファンの盛大なスタンディングオベーションで迎えられた。鋭い変化球に「見たことない。すごかった」と戸惑いつつ、しっかり見極めて四球を選んだ。0-1の五回はスライダーをうまく捉え、左前へ。さらにヘイワードの中前打で三塁を陥れ、ウィズダムの中犠飛で生還。持ち前の走力も発揮した。
第4打席は三振に倒れたものの、メジャー初打席から3打席連続出塁。1年目の日本選手としては最高となる総額8500万ドル(約101億2000万円)で契約し、注目が集まる中でも冷静なプレーぶりが光った。
試合後の会見では終始冷静だったが、バーンズの変化球の鋭さを表現する際には生き生きとした表情になって言葉を並べた。「こういう投手と勝負したいと望んでこっちに来た」。待ち望んでいたメジャーでの戦いが幕を開け、鈴木は胸を躍らせた。