「カージナルス９－０パイレーツ」（７日、セントルイス）

　パイレーツの筒香嘉智外野手（３１）は２安打と絶好のスタートを切り「打撃の感覚はめちゃくちゃいいわけではないが、順調にきてるのかな」と話した。新型コロナウイルスの影響で無観客だった過去２年の開幕戦と違い、敵地とはいえ４万６０００人超の観衆を前にしてのプレーに「今までとは全然違う」と雰囲気をかみしめた。

　四回、昨季１７勝のカージナルス先発ウェインライトから中前にはじき返して初安打を記録すると、七回は救援ウィトグレンのチェンジアップをうまく流し打った。「今までと違ったオフで、心も体も大きく変わった感覚があったのが一番大きい」とオープン戦から続く好調を説明した。

　いずれも後続が併殺に倒れて得点につながらず、チームは大敗。試合後は笑顔なく「まだ１試合終わっただけ。これから積み重ねていけたら」と気を引き締めた。