コカイン常習告白のハービー、オリオールズとマイナー契約 2月にメジャー投手急死裁判で証言
2月に法廷で禁止薬物使用やコカイン常習を証言したマット・ハービー投手(33)がオリオールズとマイナー契約を結んだ、と8日(日本時間9日)、米大リーグ公式サイトが伝えた。
同投手は10年ドラフト1巡目、全体7番目でメッツに入団。メジャー2年目の13年には9勝、防御率2・27の活躍で球宴先発投手も務めた。しかし、14年は右肘痛で全休。15年に13勝、防御率2・71で完全復活したかと思われたが、右肩や腰などのけがで不安定なシーズンが続いていた。
メジャー通算成績は50勝66敗、防御率4・42。昨季は2月にオリオールズとマイナー契約を結び、開幕メジャー紹介。28試合に先発し、6勝14敗、防御率6・27だった。
メッツ時代から登板しない日は試合中に飲酒するなど、素行の悪さで知られていた同投手。今年2月には、19年7月に急死した元エンゼルス・スカッグス投手に関する裁判で証人として出廷し、自身も禁止薬物使用やコカイン常習の過去を明かすなど、大きな波紋を広げた。
米スポーツサイト「アスレチック」のコノリー記者のツイッターによると、メジャーに昇格した場合の年俸は100万ドル(約1億2400万円)でトレードされた場合は50万ドル(約6200万円)が支払われるという。