カブス・鈴木誠也がメジャー1号!デビュー3戦目で先制3ラン 地元ファン総立ち

 1回、メジャー初本塁打となる先制3ランを放った鈴木(共同)
 手を合わせお辞儀をする鈴木(右)=共同
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 「カブス4-5ブルワーズ」(10日、シカゴ)

 カブスの鈴木誠也外野手(27)がデビュー3試合目でメジャー初アーチを放った。ブルワーズ戦に「5番・右翼」でフル出場し、一回の第1打席で中堅左へ先制の1号3ランを放った。チームは4-5で敗れ、開幕3連勝を逃したが、期待にたがわぬ活躍に地元ファンも総立ちだった。

 打った瞬間に分かる、会心の一発だった。ブルワーズの外野陣はほぼその場を動かず、中堅左に吸い込まれた打球の行方を見送るしかなかった。鈴木が一回2死一、二塁の好機にメジャー初本塁打となる先制3ラン。「本当にチャンスで打てたので良かった」と言葉に実感を込めた。

 相手は昨季10勝の右腕ペラルタだった。3ボール1ストライクからの5球目。高めに浮いたスライダーを逃さなかった。「ある程度この球がきたら振りたいなというのがあって、しっかり捉えることができた」と迷いなく強振した。地元ファンが総立ちとなる中、ダイヤモンドを一周。その後、守備に就いた際には帽子を取って歓声に応えた。

 ブルワーズとの開幕3戦は8打数3安打1本塁打、6打点と上々の結果を残した。イメージしていた球筋より鋭い変化球に戸惑う場面もありながら、状況に応じた打撃が光った。内角球を巧みにさばく技ありの一打もあり、「自分が振れるゾーンの球はコンタクトできている」と高い対応力を示した。

 「一試合一試合が勝負。とにかく結果を出したい」と主軸としての自覚も十分。勝負強さを発揮する日本人スラッガーに、ロス監督も「彼は投手や環境についてこれからも学んでいくだろう」とさらなる期待を寄せた。

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