カブス・鈴木誠也5戦9打点 これぞ侍4番の勝負強さ4戦連続打点!開幕5戦連続安打

 「パイレーツ6-2カブス」(13日、ピッツバーグ)

 カブスの鈴木誠也外野手(27)は、パイレーツ戦に「5番・右翼」でフル出場し、四回に中前適時打を放った。開幕から5試合連続安打、4試合連続打点と絶好調。チームは2-6で敗れたが、頼もしい主砲として打線をけん引している。

 好機で勝負強さを発揮した。1-5の四回1死一、二塁。鈴木はパイレーツの先発右腕トンプソンの内角に沈むシンカーにやや詰まりながらも中前に落とし、二塁走者を迎え入れた。後ろが続かずに反撃はそこまでだったが「負けていたので、一つずつという形で何とか走者をかえせたので良かった」と息をついた。

 開幕からの連続安打を5試合に伸ばし、4試合連続の打点を挙げた。3本塁打、9打点はいずれもチームトップで、先頭打者の九回に選んだ今季5個目の四球もチームで最多となった。5試合連続安打には「特に気にしていない」と受け流し、敗戦を「しっかり勝てるように明日からまた頑張りたい」と切り替えた。

 14日(日本時間15日)からは敵地デンバーでロッキーズとの4連戦に臨む。標高約1600メートルで気圧が低く、打球が飛びやすいとされるクアーズ・フィールドはメジャーでも指折りの打者有利の球場だ。アーチ量産の絶好のチャンスだが、それでも鈴木は「(打撃は)変わらないと思う。普通にいつも通りやります」ときっぱり。自然体で打席に立つ。

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