大谷翔平、1試合2ホーマー エンゼルス逆転勝ち 31打席目の先頭弾から覚醒
「レンジャーズ6-9エンゼルス」(15日、アーリントン)
エンゼルスが、大谷翔平投手(27)の2本のアーチなど、計5本塁打を浴びせて打ち勝った。
「1番・指名打者」で出場した大谷は初回の第1打席で、初球を右中間ブルペンへ運ぶ先頭打者弾。開幕から8戦31打席目で飛び出した一発は、メジャー5年目で最も遅かった。
この一発はエンゼルス打線を活気づけた。続く二回にはアデルの2号ソロで加点。その後、2-1で迎えた五回。満塁のピンチで申告敬遠するマドン監督の奇策もあり、一挙に5点を許した。
しかし、直後に打線が爆発した。五回、スズキの1号ソロで1点を返すと、1死一塁から、大谷がこの日2本目となる2号2ラン。大谷も打った瞬間、バットを投げ捨てる会心の一打。昨年7月2日のオリオールズ戦以来、自身7本目のマルチ本塁打で、1点差に迫った。
この回、さらに2点を奪って逆転に成功。七回にもこの日チーム5本目となるウォルシュの2号2ランで突き放した。
この日はメジャー初の黒人選手ジャッキー・ロビンソンが75年前にドジャースでデビューした記念の日。「ジャッキー・ロビンソンデー」として、選手や首脳陣全員が全球団の永久欠番となっているロビンソンの背番号42をつけて出場。42番の大谷も試合後、満面の笑みを見せていた。