大谷翔平 MLBジョークに絶妙な切り返し「ファウルボールは不細工な選手に当たる」

 「レンジャーズ3-8エンゼルス」(17日、アーリントン)

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が「1番・指名打者」で出場し、5打数1安打1打点。7試合連続安打で打率を・227とした。チームは初の3連勝。0・5ゲーム差で追っていたアストロズがこの日、マリナーズに敗れたため、今季初、昨年4月14日以来、1年ぶりにア・リーグ西地区の単独首位に立った。

 ヒヤリとしたのは七回だ。レンジャーズの1番セミエンが打ったファウルボールが三塁側のエンゼルスベンチに飛び込んだ。打球はベンチに座る大谷の足元をかすめて大きく跳ねた。ベンチ内がざわつくなか、背番号17は満面笑みでボールを蹴り上げる仕草で笑いを誘った。

 その後、大谷に向かってメジャーに伝わる古いジョークを口にしたのはネビン三塁コーチだ。「ベンチに飛んできたファウルボールは必ず不細工な選手に当たる。そうだよな?」。大谷の切り返しは絶妙だった。下に転がるボールを拾い上げると「不細工なのはそっちでしょ」と言わんばかりにコーチに投げつけ、ふたたび、周囲を笑わせた。

 90年代後半から2000年初めにかけてパドレスなどで強打の内野手として活躍し、メジャー通算208本塁打の記録をもつネビン三塁コーチ。イケメンだった現役時代の面影を残す51歳は「確かにチームの中で僕が一番、不細工なのは間違いないけどね」と言って笑った。

 この日は五回の攻撃で2番トラウトが元DeNAのパットンのスライダーを左手に受けて途中交代。負傷箇所の状態が心配されたが、レントゲン検査の結果は骨折などの異常なし。試合後のトラウトは「かなり腫れている」と患部の状態を明かし、今後の出場については「日々、状態を確認しながらになる」と話した。

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