大谷翔平「アグレッシブに」今季1勝 メジャー初記録&2安打2打点と投打で躍動

 6回を投げ終え、雄たけびを上げるエンゼルス・大谷=ヒューストン(共同)
 1回、このイニング2度目の打席で2点二塁打を放つエンゼルス・大谷=ヒューストン(共同)
 6回、投前にバント安打を決めるエンゼルス・大谷=ヒューストン(共同)
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 「アストロズ0-6エンゼルス」(20日、ヒューストン)

 「1番・投手」で出場した大谷翔平投手(27)が、6回1安打無失点&2安打2打点の活躍で、今季初勝利を手にした。

 試合は打者として初回、10試合連続出塁となる四球後、押し出し四球で先制のホームを踏んだ。さらに、相手投手・オドリッジの制球が定まらず、打者一巡して2死満塁で2打席目が回ってくる珍事。ここで左翼フェンス直撃の二塁打を放ち、リードを6点に広げた。

 先発投手がマウンドに上がる前に、2度打席に立つのはメジャー史上初。また、六回にはセーフティーバントで出塁した。

 一方、今季3度目の登板となった大谷は、初回から2者連続三振を奪うなど、上々のスタート。「素晴らしい打線なので1人、1人抑えたいなという気持ちで行きました」と要所でスライダー、フォークと変化球がさえ渡り、強打を誇るアストロズ打線を寄せ付けなかった。

 三、四回には6者連続奪三振。5回まで完全投球だった。大記録も見え始めたが、本人は「(完全は)知ってはいたけど、球数が多かったので最後までは厳しいかなと思っていました」と冷静。六回、1死からカストロにこの日初安打を許し、四球を挟んで2死一、二塁とこの日初めてのピンチを招いたが、最後はブラントリーを二ゴロに抑えた。

 今季初勝利に、試合後は「もっとアグレッシブに攻められるなと思ってマウンドに上がれて、気が緩むことなく抑えられて良かった」と笑顔。アストロズは過去6試合の登板で0勝3敗。防御率5・92と、ア・リーグ西地区のチームでは唯一、ここまで勝ち星がなかっただけに、併せてうれしい1勝となった。

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