大谷翔平、四球から鮮やか二盗も2戦連続無安打 チームは逆転負け
「エンゼルス4-5オリオールズ」(23日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(27)が「1番・指名打者」で出場し、4打数無安打1四球。2戦連続ノーヒットで打率を・206とした。チームは逆転負けで2連敗。
開幕から15戦連続で1番で起用された大谷は初回、初対決の右腕ワトキンスに対し、カウント2-1から外角、142キロの高速チェンジアップを空振りした後、外角高め150キロ直球を打って投ゴロに倒れた。
1-2の二回1死一、二塁の好機はカウント2-2から外角高め150キロを打って三直。二塁走者が帰塁できず併殺となった。
五回1死の打席は空振り三振。ワトキンスのチェンジアップ主体の投球にカウント2-2と追い込まれ、最後は外角高めのカットボールにバットは空を切った。
1点を追う七回はスイングすることなく四球で出塁。トラウトの打席で3度のけん制球をかいくぐり、今季3盗塁目となる二盗に成功。得点圏に進んだが、ここまで2本塁打のトラウトが見逃し三振、3番レンドンが左飛に抑えられた。
4-5の九回1死の5打席目は抑えのロペスに空振り三振。スリーボールから外角球を見送って歩きかけたが、球審の判定はストライク。5球目の外角ストライクを見送り、フルカウントとし、内角158キロシンカーをファウルにして粘ったが、最後は外寄りスライダーを捉えることはできなかった。
試合は、エンゼルスのトラウトが初回に続く、一発で今季初のマルチ本塁打を記録し、同点に追いつく。六回にはマーシュに2号ツーランが飛び出し、逆転に成功したが、七回に失策がらみで3点を失い、再逆転された。