エンゼルス・大谷 4番弾 間合い戻った!今季初左方向へ4号ソロ
「ホワイトソックス1-5エンゼルス」(29日、シカゴ)
間合いが戻った。右に引っ張る打球が目立っていたエンゼルス・大谷翔平投手(27)が、今季初めて中堅より左方向にアーチを描いた。2シーズンぶりの4番での先発で複数安打をマークし、復調を印象付けた。
一回、高め外角寄りの93マイル(約150キロ)を左中間席へ運んだ。16日以来の4号ソロは、昨季の好調時に見られた大きな放物線だった。八回は外角に逃げるスライダーを、腕を伸ばしながらバットのヘッドを残して捉えて中前に。ここまで空振りが目立ったボールゾーンの球だった。
意識はありながら逆方向へ打球が飛ばず、「軌道がずれているからかな」と自己分析していた。28日に今季初めて欠場。1日の休養を経て修正した大谷に、マドン監督も「引っ張ってゴロを打つときは良くない。中堅方向に強い当たりが出たことは、いい兆候だ」と頬を緩めた。
六回は一塁からレンドンの二塁打で一気に生還。八回は今季四つ目の盗塁と捕手の悪送球で三塁へ進み、ウォルシュの二塁打で追加点を挙げ、6連勝に貢献した。