大谷、3番で出場 前日は投打出場後、長距離移動 指揮官「休ませる準備していたが…」
「エンゼルス-ナショナルズ」(6日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(27)が「3番・指名打者」で出場することが発表された。
大谷は前日に敵地ボストンで行われたレッドソックス戦に投打同時出場。ベーブ・ルースが103年前に立った同じフェンウェイ・パークのマウンドに立ち、今季自己最長の7回、同最多の99球を投げて無失点11奪三振の快投で3勝目。打っては2安打1打点の活躍。試合後は約4800キロの距離を飛行機で約5時間半かけて大陸を横断し、地元アナハイムへ戻った。
1日の試合で右股関節に張りが出ており、登板翌日の体調が心配されたが、マドン監督は「彼に聞いたら大丈夫ですということだった」と返答。4日のナイターが延長戦で終了時間が午後11時前になったにもかかわらず、前日5日のデーゲームで見せた投球を「現時点で今季のベストゲーム」と絶賛しながら「当然、休養日を与える準備はできていたが、彼と話をしたら体調は良いということだった」と、出場にGOサインを出した経緯を明かした。
大谷は打者でここまで投打同時出場5試合を含めて26試合に出場し、打率・240、4本塁打、13打点、4盗塁。メジャー100号まで3本に迫っている本塁打は、4月29日の敵地シカゴでのホワイトソックス戦で4号を放っているが、本拠地では開幕12試合でゼロ。地元ファンの前で豪快な一発が期待されている。
▽エンゼルスのラインアップ
1番・右翼 ウォード 打率・368、6本塁打、15打点
2番・中堅 トラウト 打率・316、6本塁打、11打点
3番・DH 大谷 打率・240、4本塁打、13打点
4番・三塁 レンドン 打率・222、3本塁打、12打点
5番・一塁 ウォルシュ 打率・247、4本塁打、18打点
6番・左翼 マーシュ 打率・265、3本塁打、16打点
7番・二塁 ウェイド 打率・269、0本塁打、5打点
8番・捕手 スズキ 打率・194、1本塁打、4打点
9番・遊撃 フレッチャー打率・156、0本塁打、2打点
投手 ディアズ 今季初登板