ブルージェイズ戦力外の加藤豪将、メッツへ電撃移籍 メジャー40人枠入りで再昇格に期待
米大リーグ、メッツが7日(日本時間8日)、ブルージェイズから戦力外になった加藤豪将内野手(27)を獲得し、メジャー40人枠に入れたと発表した。同内野手は4日に元広島のケイシー・ローレンス投手(34)に代わってブルージェイズからメジャー40人枠を外され、ウェーバーにかけられていた。
加藤は13年ドラフト2巡目でヤンキース入り。ルーキーリーグからスタートし、19年に3Aで打率・279、11本塁打を残したが、メジャー昇格ならず。同年オフにマイナーFAでマーリンズと、翌20年オフにはパドレスとマイナー契約を結び、3Aで打率・306をマークしたが、夢は実現しなかった。
プロ10年目の今季はブルージェイズとマイナー契約を結び、メジャーキャンプに招待選手として参加。オープン戦14試合で打率・333と結果を残し、悲願の開幕メジャーベンチ入りを果たした。
4月9日のレンジャーズ戦に代走で途中出場し、メジャーデビュー。同27日のレッドソックス戦では「8番・二塁」で先発出場し、メジャー初安打となる二塁打を記録した。しかし、リーグ規定によるメジャーベンチ枠削減で今月2日にマイナー降格した。
ウェーバーにかけられた加藤に関しては獲得球団がメジャー40人枠に入れなければならないため、手を上げる球団は少ないと見られていた。メッツは、内外野を守ることができる加藤の柔軟性を高く評価したようだ。