マドン監督、電撃解任 大谷「申し訳ない。本当に感謝」 今後も二刀流継続へ

 マドン監督解任発表を受けて胸中を吐露する大谷(撮影・小林信行)
 エンゼルスの大谷翔平(17)とマドン監督=2日(共同)
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 大谷翔平投手(27)が所属するエンゼルスは7日(日本時間8日)、ジョー・マドン監督(67)を解任したと発表した。チームは6日の試合に敗れ、1988年の同一シーズンの球団ワースト記録に並ぶ12連敗を喫していた。大谷は今後も二刀流は継続となる方針だが、「自分も調子が上がらない申し訳なさはある」と苦しい胸の内を明かした。フィル・ネビン三塁コーチ(51)が代理監督を務める。

 心の中に渦巻く自責の念。マドン監督解任の発表直後に取材に応じた大谷は開口一番、「全てが監督のせいというわけではもちろんない」と言った。

 5月24日から始まった負の連鎖。負け続けた12試合で、自身の打撃成績は打率・179、2本塁打、4打点。指揮官の期待に応えられなかった大谷は「自分自身の調子が上がらない申し訳なさというのがある」と苦しい胸の内を明かし、「お世話になったし、本当に感謝の気持ちがあります」と続けた。

 3年契約の最終年。16年にカブスを108年ぶりの世界一へ導いた手腕を期待されながら、過去2年はいずれも負け越し。今季は5月中旬まで首位を争ったが、突然の失速。ミナシアンGMは時折、言葉を詰まらせながら「難しい決断だった」。今回の連敗が解任のきっかけだったことを明かし、「球団が前に進むためには変化が必要だった」と説明した。

 マドン監督は就任時から大谷の能力を絶賛。昨季から投打同時出場や登板日前後の打者出場など、二刀流を後押し、進化させた。その理解者はチームを離れる。だが、同GMは今後の大谷の起用法について「変わることはない」と断言した。

 知将との2年余りの時間を思い返し、「コミュニケーションを取りながら、何が本当に最善なのかを決めていくのが一番重要」と大谷。次回登板は9日(日本時間10日)のレッドソックス戦。恩師への感謝を胸に今季10度目の投打同時出場を果たす。

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