米大リーグは８日（日本時間９日）、７月にロサンゼルスで開催されるオールスター戦（７月１９日、ドジャースタジアム）のファン投票を開始。日本勢ではエンゼルスの大谷翔平投手（２７）がア・リーグの指名打者部門で、カブスの鈴木誠也外野手（２７）がナ・リーグの外野手部門で、パイレーツの筒香嘉智内野手（３０）がナ・リーグの一塁手部門でノミネートされた。

　投票は１９年から導入している２段階方式で行われる。「フェーズ１」は米東部時間の３０日午後２時（同７月１日午前３時）に締め切られ、各部門の上位２選手が「フェーズ２」に進み、７月５日正午（同６日午前１時）から同８日午後２時（同９日午前３時）まで受け付ける決戦投票でスタメンが決まる。

　米スポーツサイト「アスレチック」はこの日、独自の評価で出場メンバーを選出。大谷がノミネートされたア・リーグ指名打者のスタメンにアストロズのアルバレスを選び、昨年は史上初の投打同時出場で二刀流旋風を巻き起こした大谷を「控えＤＨ」の枠に入れた。

　アルバレスはこの日のマリナーズ戦で６月３度目となる１試合３安打の固め打ちで打率・２９９、リーグ２位の１７本塁打とＯＰＳ１・０２５、同４位の３８打点をマークしている。

　同サイトは、打者で打率・２４２、１１本塁打、３２打点、ＯＰＳ・７７１を、投手では３勝４敗、防御率３・９９の成績を残している二刀流について「大谷はマウンドでも打席でも平均以下のシーズンを送っている」と、辛口で批評しながら「しかし、私は彼をチームに入れる方法を模索していく。彼は球界の顔であり、ＭＬＢ史上最高の二刀流選手だからだ」とつづった。