大谷 契約延長交渉か メジャー史上最高年俸58億超え?米スポーツサイト報道
「ドジャース2-0エンゼルス」(14日、ロサンゼルス)
米大手スポーツサイト「アスレチック」は14日(日本時間15日)、エンゼルスの大谷翔平投手(27)の代理人と球団が開幕前に非公式の契約延長交渉を行ったと報じた。球団は同投手の引き留めにメジャー史上最高年俸4330万ドル(約58億2000万円)を超える条件が必要と考える一方で、前例のない二刀流との長期契約を懸念。来オフにFAになる大谷の動向が注目され始めている。
大谷は20年オフにエ軍と2年850万ドル(約11億5000万円)で合意。今回の契約延長交渉は契約が満了する今オフ、さらには球団が持つ6年の保有権が切れ、同選手がFAになる23年オフを見据えたものだ。
球団は大谷の残留にはシャーザー(メッツ)のメジャー史上最高年俸を超える条件が必要だと考えているようで、同サイトは年俸を4500万ドル(約60億円)と推定。ただチームにはすでにトラウトら2人の高年俸選手がおり、その場合、3人だけで1億2000万ドル(約162億円)になると計算。14年を最後に遠ざかるプレーオフを今季も逃せば、大谷との契約交渉は難航することを示唆した。
また、年俸抑制のために大谷がFAになる前にトレードに出し、他球団の若手有望株を獲得する可能性など、先行きが不透明であることも伝えた。
この日の大谷はドジャース戦に「3番DH」でフル出場。チームが3安打ゼロ封負けを喫するなか、二塁打を含む2安打で孤軍奮闘した。今季はここまでチーム最多試合出場の大谷。歴史的契約を勝ち取るためには昨季のようなMVP級の成績を残すだけでなく、チームを8年ぶりのプレーオフに導くことが条件となりそうだ。