大谷翔平、2登板連続で連敗阻止 6回無失点で5勝目 18度目マルチ11戦連続安打

 5回、左前打を放つエンゼルス・大谷(共同)
 「3番・投手兼指名打者」で先発し、投球するエンゼルス・大谷(共同)
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 「マリナーズ1-4エンゼルス」(16日、シアトル)

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が「3番・投手」でフル出場。投手としては6回3安打無失点、与四球2、奪三振6で5勝目(4敗)を挙げ、打者では4打数2安打でシーズン最長の11試合連続安打、今季18度目のマルチ安打を記録した。防御率は3・28、打率は・263。前回登板ではチームの連敗を14で止め、この日は4連敗を阻止。2登板連続で連敗ストッパーの役割を果たした。

 初回は球審の辛い判定の影響もあって2死二、三塁のピンチを背負った大谷。しかし、5番ローリーを一ゴロに打ち取って無失点に抑えると、二回以降は二塁さえ踏ませない完璧な投球を披露した。

 二回は2者連続三振の後に8番フレイジャーに中前打を許すも後続をスライダーで左飛に仕留める。三回は2死から3番ウィンカーをこの日最速160キロ直球で見逃し三振。四回は先頭スアレスを内野陣のシフトの逆を突かれる右前打で塁に置いた後、3者連続アウトで得点圏に走者を進めなかった。

 五回は11球で3人を料理。左翼マーシュがダイビングキャッチで3つ目のアウトをもぎ取ると、右手人差し指を天に突き上げ、同僚の美技を称えた。

 大谷が鬼の形相で吠えたのは六回2死一塁。ローリーが内野陣のシフトでがら空きになった三塁側へ試みたバント安打がファウルになると、続く159キロ直球でファウルを奪って雄たけび。3球目、160キロ直球で空振り三振に斬ってふたたび、絶叫した。

 大谷の力投に応えるかのように2番トラウトが三回に先制17号2ラン。2点リードの七回には18号2ランで二刀流を盛り立てた。

 打者ではこの日まで10試合連続安打、直近5試合で打率・450をマークしていた大谷は三回に右前打を放って連続試合安打を伸ばすと、五回には内角154キロを左前へ運ぶ技あり打。内野陣が右へ寄ったシフトを破る一打で今季18度目のマルチ安打を記録した。

 前回9日のレッドソックス戦のマウンドではシーズン自己タイの7回、同最多の100球を投げて強力打線を1失点に抑えて4勝目を挙げるとともにチームの連敗を14で止めた。この日も6回無失点のクオリティースタート(6回以上、3自責以下)でチームの連敗を3で止め、2登板連続で連敗ストッパーの役割を果たした。

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