大谷翔平、英語で球審に「ゾーンのズレ確認」米5年目の貫禄 不可解判定も冷静に対応
「マリナーズ1-4エンゼルス」(16日、シアトル)
エンゼルスの大谷翔平投手(27)が「3番・投手兼指名打者」でフル出場。投手としては6回3安打無失点、与四球2、奪三振6で5勝目(4敗)を挙げ、打者では4打数2安打でメジャー自己最長タイの11試合連続安打。今季18度目のマルチ安打を記録した。前回登板ではチームの連敗を14で止め、この日は4連敗を阻止。2登板連続で連敗ストッパーの役割を果たした。
大谷がマウンド上で首を傾げ、顔をしかめた。初回2死走者なし。3番ウィンカーを2球で追い込んだ後、ストライクゾーンいっぱいに投げた2球をいずれもボールと判定され、四球を与えた。単打と暴投で2死二、三塁のピンチの場面でもきわどいコースへのカッターがボールになった。
最後はローリーをフルカウントからスライダーで一ゴロに仕留めて無失点。マウンドを降りた大谷はそのままベンチには戻らず、アリエッタ球審の元へ歩み寄り、自ら英語で話しかけた。
「球審と自分自身のストライクゾーンのズレの確認というか、高さとか、低さが外れているのか、左右が外れているのか」
納得のいかない判定に黙らず、声を荒げることなく、冷静に自分の言葉で確認した大谷。二回以降は二塁さえ踏ませない完璧な投球を披露した。