6勝目の大谷「勝ててホッとしている」「なるべく長く」8回2安打無失点、最多13K
「エンゼルス5-0ロイヤルズ」(22日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(27)が「2番・投手兼指名打者」で出場。投手として8回2安打無失点、メジャー自己最多となる13奪三振の快投で6勝目を飾った。
試合後はクールに振り返り、「勝ててホッとしてますし、休み前なのでいい形で休んで、またゲームを頑張りたい」とうなずいた。この日はトラウトとウォルシュが休養、守護神イグレシアスも登板せず、「主力のふたりも休みで、クローザーのイギーも投げないと決まってた。なるべく長い回を投げたいなと思っていた」という。
初回の2安打以外、二回からは被安打0。「初回、立ち上がりが良くなかったが切り替えていけたのが良かった。打者を観察しながら、切り替えて投げるところは投げて打ち取れることができて良かった」と振り返った。
圧巻の投球内容だった。今季最長の八回まで登板すると、2死無走者でペレスから見逃し三振。メジャー自己最多13個目の三振を奪い、ほえながら右拳を握った。
初回は連打で無死一、二塁のピンチ。だが、ウィットJr.から内角直球で空振り三振を奪い、メジャー通算300奪三振をマーク。一気にエンジンがかかった。
打者としては四球、内野安打、四球、見逃し三振、空振り三振。五回に選んだ四球は先制点につながった。大谷の存在感が際立つ一戦となった。