エンゼルス指揮官ら厳罰 警告無視故意死球10試合出場停止 殴り合い乱闘12人処分

 2回、乱闘でもみ合う両チームの選手たち。右奥は大谷=日本時間27日(共同)
 2回、乱闘でもみ合う両チームの選手たち。右奥は大谷=日本時間27日(共同)
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 米大リーグ機構は27日(日本時間28日)、前日のエンゼルス対マリナーズ戦の二回に起こった死球をめぐる大乱闘に対する処分を発表。エンゼルスのネビン監督代行には自軍投手が警告試合に従わず故意死球を与えたとして10試合の出場停止を、マリナーズのウィンカー外野手は死球を受けた後に乱闘を誘発する行動を取ったとして7試合の出場停止を科した。

 2人のほかに、負傷者リスト入りしているにもかかわらず、ウィンカーに手を出したエンゼルスのレンドン内野手、乱闘に加わったエンゼルスのチティ投手コーチ補佐とマリナーズのクロフォード内野手の3人が5試合の出場停止を、初回に球審の警告を受けたにもかかわらず、二回にウィンカーの臀部に死球を与えたエンゼルスのワンツ、乱闘に加わったテペラ両投手が3試合の出場停止処分を受けた。

 また、自軍ベンチ内で暴れまくり、ガムなどのスナックをフィールド内に投げ入れたエンゼルスのイグレシアス投手と、マリナーズのロドリゲス外野手、エンゼルスのモンゴメリー・ベンチコーチ、エンゼルスのデルカンポ通訳の4人には2試合の出場停止を、エンゼルスのハセルマン捕手コーチには1試合の出場停止が言い渡された。

 前日の乱闘直後に両軍あわせて8人が退場処分を受けたが、その中の1人、マリナーズのサービス監督や、乱闘の輪の外側で敵軍コーチを制止した大谷や水原通訳らに対する処分はなかった。

 今回の処分を受けたのはエンゼルス9人、マリナーズ3人の計12人で出場停止試合総数は47。MLBの発表によると、ネビン監督代行、チティ投手コーチ補佐、デルカンポ通訳の3人がこの日のホワイトソックス戦から機構の決定に従うという。

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