大谷翔平、巨人助っ投以来の快記録連発 米解説「彼が実在するなんて信じられない」
「エンゼルス4-1ホワイトソックス」(29日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(27)が「3番・投手兼指名打者」でフル出場。投手としては5回2/3、今季最多タイ108球、5安打無失点で自身4連勝となる7勝目(4敗)。直球は今季自己最速の101マイル(162・5キロ)を計測し、与四球1、奪三振11の快投で防御率を2・68とした。打者としては3打数無安打1四球。降板後の六回の打席で腰を気にする仕草を見せながらも出場し続けた。
大谷が3登板連続無失点の快投で、6月9日のレッドソックス戦から継続していた無失点イニングを自己新の21回2/3に伸ばした。球団広報によると、同記録は14年にマット・シューメーカー(現巨人)が23回1/3連続無失点をマークして以来、8年ぶり。また、前回登板の13奪三振と合わせた2登板連続11奪三振以上は16年に同じくシューメーカーが記録して以来の快記録だという。
また米スポーツ専門局ESPNによると、エンゼルスの投手で3登板連続無失点に抑え、合計30奪三振を記録したのはノーラン・ライアン、ジョン・ラッキーに次いで大谷が3人目。メジャーでは過去10年でジェイコブ・デグロム、クリス・セール、クレイトン・カーショーの3人しかやっていない“偉業”だという。
大谷の大ファンを公言している米FOXスポーツのアナリスト、ベン・バーランダー氏は自身のツイッターでこの日の快投動画を投稿。「ショウヘイ・オオタニは最も支配的な投手の1人であり、40本のホームランを打つ。彼が実在するなんて信じられない」とつづった。