大谷翔平、無安打1四球 拙攻3連敗で今季最多借金10 マドン監督解任後11勝19敗
「オリオールズ1-0エンゼルス」(9日、ボルティモア)
エンゼルスの大谷翔平投手(28)が「3番・指名打者」で出場し、3打数無安打1四球。7月8戦で4度目のノーヒットで打率を・260とした。チームは得点機をことごとくつぶす拙攻で3連敗。借金は今季最多の10となった。
前日の九回に飛距離127メートルの中越え19号を放った大谷。今季3度目となる2戦連発、2年連続20号が期待されるなか、初回の打席は四球。ワンボールの後、2球連続空振りで追い込まれたが、ファウルで粘ってフルカウントに持ち込む粘りで出塁した。
両軍無得点の三回の打席はフルカウントから空振り三振。カウント3-1から内角低めの直球を見送り一塁へ歩きかけたが、判定はストライク。6球目、高めのカットボールにバットは空を切った。
0-1の六回はカウント2-2からほぼ真ん中のスライダーを打ち損じて二ゴロ。依然として1点ビハインドの八回は196センチの剛腕リリーバー、バティスタの初球、161キロ速球を豪快に空振りした後、143キロチェンジアップを打って三ゴロだった。全力疾走で一塁を駆け抜け、きわどいタイミングとなったが、判定はアウト。大谷は思わず、天を仰ぎ、顔をしかめて悔しさをあらわにした。
この日のエンゼルス打線は二回1死一、三塁、六回1死一、三塁、七回無死二塁の得点機に凡打を繰り返して1点も奪えず。七回途中1失点、今季自己最多の10三振を奪う好投を見せた先発サンドバルを見殺しにした。