エンゼルス・大谷 球宴も二刀流出場へ 2年連続“投打”で選出「光栄なこと」
米大リーグ機構(MLB)は10日(日本時間11日)、オールスター戦(19日・ロサンゼルス)の投手と控え選手を発表。すでにファン投票によりア・リーグの指名打者で先発出場することが決まっているエンゼルス・大谷翔平投手(28)は、昨年に続いて「先発投手部門」でも選出された。2年連続の二刀流出場へ、ネビン監督代行もGOサインを出した。
昨年に続いてただ一人、「投」と「打」で選出された。MLBの推薦ということで、二刀流選手の存在の大きさを改めて証明した大谷は、球団を通して「光栄なことなので選んでいただいた皆様に感謝しながら頑張りたいと思います」とコメントした。
今季は開幕から14登板連続でリアル二刀流を実践している。降板後はDHとして打席に立ち続けることができる“大谷ルール”を活用してフル出場。昨年同時期の4勝、防御率3・49を上回る8勝、防御率2・44と申し分ない成績だ。
13日のアストロズ戦が前半戦最後の先発登板。中5日で球宴のマウンドに立つことが予想されるが、本人は「現段階では起用法などの話はまだ出ていないのでまたその時になったら考えたいと思います」と即答は避けた。ただネビン監督代行は「フィジカル面に関しては全く心配していない。彼は肉体にとって何が良くて、何が悪いのかを熟知している」と球宴の二刀流出場にGOサインを出す。
今回の舞台は本拠地アナハイムに隣接するロサンゼルスのドジャースタジアム。2年連続で先発のマウンドに立つのか、はたまた中継ぎや抑えとして登場するのか。検討中のホームラン競争の出場と合わせて大谷の決断に注目が集まる。