大谷翔平、「3番DH」で20号なるか 球宴は2年連続先発に“一歩前進”

 ブルペンでの投球練習を終えたエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
 試合前にキャッチボールするエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
 試合前に調整するエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
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 「エンゼルス-アストロズ」(12日・ヒューストン)

 エンゼルスの大谷翔平投手(28)が「3番・指名打者」で出場することが発表された。

 大谷は前戦、10日のオリオールズ戦で2三振を含む4打数無安打。6月18、19日以来となる2戦連続ノーヒットで見せ場をつくれず、チームも逆転負けで4連敗を喫した。マドン監督が解任された6月7日以降は11勝20敗で借金は今季最多の11となった。

 大谷はここまで14試合の投打同時出場を含む84試合に出場し、打率・256、19本塁打、54打点、10盗塁。19日に開催されるオールスター戦(ロサンゼルス・ドジャースタジアム)では指名打者と先発投手として選出されており、2年連続のリアル二刀流出場を期待されている。

 オールスター戦でア・リーグの指揮を執るアストロズのベイカー監督はこの日の試合前に39歳のエース右腕バーランダーの次回登板が16日のアスレチックス戦になることを明かし、先発投手として選出されている球宴には「おそらく投げないだろう」と話した。

 球宴での起用法が注目されている大谷。バーランダーの“球宴登板回避”により、アストロズの地元紙ヒューストン・クロニクル電子版は、ア・リーグの先発は大谷と、選手間投票で最多票を集めたレイズのエース、マクラナハンの2人に絞られたと伝えた。

 大谷は投手として8勝4敗、防御率2・44、81回を投げて101奪三振をマーク。一方のマクラナハンは9勝3敗、リーグベストの防御率1・73、104回1/3を投げて141三振を奪っている。

 エンゼルスはこの日の試合で3日にメジャーデビューし、7試合で打率・389、OPS・944と好スタートを切ったステファニックを1番で起用。連敗脱出に向けて打線の組み替えに着手した。

▽エンゼルスのラインアップ

1番・二塁 ステファニック打率・389、0本塁打、0打点

2番・中堅 トラウト   打率・271、24本塁打、51打点

3番・DH 大谷     打率・256、19本塁打、54打点

4番・右翼 ウォード   打率・296、12本塁打、34打点

5番・一塁 ウォルシュ  打率・247、13本塁打、40打点

6番・遊撃 レンヒーフォ 打率・247、5本塁打、13打点

7番・捕手 スタッシ   打率・211、5本塁打、16打点

8番・三塁 ビヤー    打率・215,2本塁打、15打点

9番・左翼 マーシュ   打率・224、6本塁打、31打点

   投手 シンダーガード5勝7敗、防御率3・84

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